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MEGURO MARCの日々の様子や地域情報

ショップインタビュー / EVERANDART(エバランダート)

MEGURO MARCには、個性豊かなショップがあります。
どんな人が、どんなお店を、どんな想いを持って展開されているのか、お話を伺いました。


EVERANDART(エバランダート):店舗型アートプラットフォーム

 

――EVERANDARTさんは、どんなお店でしょうか?

EVERANDART片岡奨さん(以下「片」):
アート作品の展示販売を行うギャラリースペースです。「プラットフォーム」的なものとして育てていきたいと思っています。

 

――プラットフォームとはどういうことでしょうか?

片:作品の展示以外にもアーティスト・作品・お客様の双方向からの取り組みによって「アートとの距離を近づける空間でありたい」ということです。

 

――アートの距離!

片:はい。アートや絵画は敷居が高いと感じる方が多いのが事実です。でも案外、とっつきにくいだけで、手に取るきっかけきっかけさえあれば、もっと楽しんだり、生活の中の一部にもなりうるものだと思うのです。そういった機会を作っていきたいと思っています。

お店の様子

 

――アートを身近に感じられる空間なんですね。

片:アートそのものはとにかく身近になればいい、というものでもないんですが、少なくとも入りやすくて、開けた場所だと思っています。MEGURO MARC内にあるスタジオではアートワークショップも行っています。

 

――そうなんですね! そもそも、EVERANDARTさんはどうしてMEGURO MARCに出店されたのでしょうか?

片:私たちはもともと、現代アーティストのマネジメントサポートやアートプロジェクトを企画開発、実行する事業を行っていました。ご縁あって、MEGURO MARCに出店するお話をいただき、私たちにとって初めての店舗空間としてここに出店することになったんです。

 

――初めての店舗としてMEGURO MARCを選ばれたのはなぜでしょうか?

片:アートを扱うお店というとギャラリーや画廊で、絵が展示されていて、それを見にいく、という業態が当たり前なんです。というか、それ以外にないんです。だから、アートのお店を持つなら、生活道路ではなく人通りが多いところに出すだろう、というのが当然なんですよね。

 

――なるほど……しかしMEGURO MARCは駅前でもなくそんなに人通りが多いわけではありませんね……。

片:そうなんです。なので、最初は正直、想像ができませんでした。

 

――なんと……そんな中でどうしてMEGURO MARCを選ばれたのか、やっぱり不思議に思えてきました。

片:MEGURO MARCの「エリアマネジメント」という考え方や、ここに住む人々の暮らしの中にアートや文化に触れる場所をつくりたいというMEGURO MARCの皆さんのお考えを聞く中で、参画したいと考えるようになりました。

 

――なぜそう思ったのですか?
片:はい。私たちは「アートプロジェクトカンパニー」として様々なアートプロジェクトを扱う中で、そもそも「アートに触れる機会を作っていく」というのが私たちのミッションであると捉えているんです。

 

――アートに触れる機会のなかった人たちにも、ということでしょうか?

片:はい。今までアートワールドに触れてこなかった人や見向きもしなかった人、そしてアートの世界に入りたいけれど一歩踏み入れられなかった人たちも、グッと連れていきたいという思いがありました。その思いと、MEGURO MARCにお住まいの方に「アートのある暮らし」を提供したい、というのは重なる部分があるように思えたので、ここで一緒にできるという色々な可能性があるのではないかと思ったんです。面白そうだ!と。

 

――世界が広がりそうです……! これから、どんな展開を考えていらっしゃいますか?

片:一つは、「生活の中にアートがある景色」を作っていきたいと思っています。

 

――最初におっしゃっていた「アートの距離を近づける」ということですね!

片:はい。よくアーティストとともに街と暮らしを考えることをテーマにして展示制作をしています。
MEGURO MARCならではの作品やアイコンがあったら面白いですよね。

 

エキシビジョンオープニングイベントの様子

 

――EVERANDARTさんのInstagram見させていただいたんですが、色んなアーティストさんとコラボされているんですね!

片:店舗内だけでなくMEGURO MARCのガーデンや街にも拡張するなど、様々な試みを展開しているので、ぜひ現地でご鑑賞いただければと思います。

 

――はい、ぜひ! あと、ワークショップの開催についてもう少しお聞かせください。

片:ワークショップでは、アートを体験していただくということに加えて、それを通して出来上がってくるコミュニティも大事にしていきたいと考えています。

 

――コミュニティ! MEGURO MARCが大切にしているものです!

片:そうですよね。ワークショップを行うと、いろんな人が集まってきます。そこで生まれる人と人とのつながりは、「アートが好き」「アートに触れる時間が好き」など、なにがしかの強い共通項を持っていると思うんです。

 

――確かに、そうですね。

片:だから、その結びつきを大事にすることが、ここに訪れる人たちにとってとてもいい時間になるのではないかと思っているので、それは大事にしていきたいと考えています。


スタジオで開催されたワークショップの様子

 

――アートが縁となったコミュニティですね。

片:はい。その輪を少しずつ広げられたら、と。MEGURO MARCにお住まいの方はもちろんのこと、近隣にお住まいの方やお仕事をされている方、そして少しずつはみ出しながら駅の方まで行ってみたりと、ここを起点にいろんなことを仕掛けていきたいと思っています。

――期待しています! 片岡さん、ありがとうございました!

 

<まとめ>
EVERANDARTさんが目指すものは、「暮らしとアートの距離を近づける」そして「アートを共通項としたコミュニティを作る」という、まさに「店舗型アートプラットフォーム」です。絵画だけでなく、写真や映画、レザーアイテムなど私たちの暮らしに身近なものも扱っていらっしゃるので、暮らしとアートの距離がぐっと近づく予感がしました。今まで触れることがなかったものに触れてみたその先にどんな景色が待っているのか? 片岡さんのお話を聞いているとその景色がちらりと見えた気がして、これからがとても楽しみです。

 

EVERANDARTの皆さん。左から、
押川慶子(オシカワケイコ)さん 企画実行担当
片岡奨(カタオカタスク)さん 代表/プロデューサー
伊藤悠里(イトウユリ)さん ストマネージャー
宮内秀太(ミヤウチシュウタ)さん アーティスト/アシスタント


●EVERANDART店舗情報
営業時間:11:00-18:00
定休日:毎週月・火曜日 祝日(会期中は変更になる可能性があります。)
tel:0120-897-192
Instagram:https://www.instagram.com/_everandart_/
※2024年10月時点の営業情報となります。最新の情報は店舗Instagramをご確認ください

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