MEGURO MARCの日々の様子や地域情報
ショップインタビュー / Le bouquet Abeille Meguro(ル ブーケ アベイユ ⽬⿊)
MEGURO MARCには、4つのショップがあります。
どんな人が、どんなお店を、どんな想いを持って展開されているのか、お話を伺いました。
Le bouquet Abeille Meguro(ル ブーケ アベイユ ⽬⿊):フラワーショップ
――Le bouquet Abeille Meguroさんは、どんなお店でしょうか?
Le bouquet Abeille Meguro三浦道太さん(以下「三」):フラワーショップです。
――お花屋さんですね!
三:はい。こちらのお店は私ども株式会社マグナが運営しているのですが、実は私たちの親会社は、ドトールコーヒーなんです。
――え! ドトールコーヒーって、あの有名なドトールコーヒーですか!?
三:はい(笑)。なんでコーヒー会社が花屋を?って思いますよね。
――あのー……正直そう思いました(笑)
三:ですよね(笑)。ドトールコーヒーのお店には行ったことがありますでしょうか?
――はい! もちろんです! 目黒駅前にも、東口にあるのでよく利用させていただいています!
三:ありがとうございます。ドトールコーヒーのお店の中には、お花や観葉植物が飾ってあるんです。
――確かに! ありますね!
三:今でこそ増えているかもしれませんが、私どもが始めた当時は、チェーン系コーヒーショップという業態ではあまりなかったと記憶しています。そのような流れの中で、私たちはお花を扱うようになったんです。
――なるほど! 店舗プロデュースという文脈からのお花、なんですね。
三:はい。コーヒーショップを開くのに必要なコーヒーマシーンや厨房、そして内装なども一貫して作り上げていく中で、花や観葉植物も取り扱う、というのが私たちの出発点なんです。
お店の様子
――どうしてMEGURO MARCに出店されることになったのでしょうか?
三:私たちとして最初のフラワーショップの店舗「Le bouquet Abeille (ル ブーケ アベイユ)」の1号店は芝浦から始まりました。それから広尾出したのですが、広尾店をきっかけに、MEGURO MARC共創の担当をされている野村不動産の長谷部さんとつながりができて、そのご縁でMEGURO MARCでの出店についてお話をいただいたんです。
――三浦さんから見て、MEGURO MARCの最初の印象はいかがでしたか?
三:そうですね、もちろん、駅から少し距離があることや人通りの面なんかでネガティブ要素がないわけではありませんでした。しかし、野村不動産の長谷部さんたちとお話ししながら、「エリアマネジメント」という発想の中でこんなこともできるのでは、という可能性が見出されたんです。
――そうなんですね! 特にどんな部分に可能性を感じられたのでしょうか?
三:特には、「小売り」と「体験」の両方をきちっと提供できる拠点になり得るというところですね。
――「小売り」と「体験」。
三:はい。特に、「体験」という部分で、季節に合わせたフラワーアレンジメントのワークショップを毎月定期的に開催しています。
――お花はその月によって少しずつ変わっていくので毎月楽しめそうです!
三:アレンジメントの製作だけでなく、お花や植物についての豆知識や雑学トークなど、内容は盛りだくさんで毎月ご好評いただいています。
――いいですね!
スタジオで開催されたワークショップの様子
三:プリザーブドフラワーやプチフラワーをシリンダーに閉じ込める「シリンダープリザーブドフラワー」や、自分で選んだお花を素敵に活ける「フラワー ビュッフェ」、小学生までのお子さんと対象にした「花育イベント」も行っています。
――「花育」! 新しいです!
三:お花を自由に飾ることで楽しい気持ち、優しい気持ちを育んでもらえたらと思っています。夏休みに開催して、大好評をいただきました。
――どのワークショップも、手ぶらで参加できるというのもいいですね!
三:ありがとうございます。ワークショップという点では、私どものフラワーショップだけでなく、アートのEVERANDARTさん、ワインショップのWine Shop LUCY ANNEXさんともコラボレーションして展開していけたらと思っています。
――「花×アート」や「花×ワイン」は、かなり親和性が高いですね!
三:そうなんです。エリアマネジメントというコンセプトでこの3店が集まっているのが、MEGURO MARCに出店する上で感じた大きな魅力です。ワークショップやイベントなどの展開を、ぜひお楽しみにしていただければと思います。
――楽しみです!
アートギャラリーEVERANDARTとコラボレーションしたフラワーブーケ。
EVERANDARTの展示” MOMO Solo exhibition「Nocturne」”の会期中、アーティストMOMOさんが特別に制作したラッピングペーパーのブーケを購入することができる。(コラボ期間は2024/10/27まで)
三:また、「小売り」という点においては、通常の販売に加えてサブスクリプションも行っています。
――お花のサブスクですか!
三:「毎日コース」や「お手軽コース」など、暮らしに合わせたいくつかのコースを展開しています。MEGURO MARCにお住まいの方はもちろん、近隣の方にも大変ご好評をいただいていて、
――サブスクなら、「花のある暮らし」として取り入れやすいですね!
三:ありがとうございます。まずはお気軽に、お店に来ていただければと思います。
――これからますます楽しみです! 三浦さん、ありがとうございました!
<まとめ>
まずは親会社がドトールさんというところにびっくりしたのですが、「コーヒーを提供する」というだけに留まらず「コーヒーを楽しむ空間を提供する」というドトールさんの店舗に感じる安心感が、Le bouquet Abeille Meguroさんが展開されている「花のある暮らしを提供する」というコンセプトにつながっているのかもしれないと感じました。
フラワーワークショップやサブスクリプション、そして「アート×お花」「ワイン×お花」の展開も楽しみです!
Le bouquet Abeille Meguroの皆さん。
左から、
矢野 理恵(ヤノ リエ)さん フローリスト
三浦 道太(ミウラ ドウタ)さん マネージャー
加藤 佳世(カトウ カヨ) フローリスト
⚫︎Le bouquet Abeille Meguro店舗情報
営業時間:12:00-19:00
定休日:火曜・水曜・年末年始
tel: 080-6683-0314
店舗ホームページ:https://lebouquetabeille.com/
※2024年10月時点の営業情報となります。最新の情報は店舗ホームページをご確認ください
⚫︎ライター
洪愛舜(ほんえすん)
一般社団法人めぐもり 代表理事
1977年生まれ、大阪府堺市出身。立命館大学理工学部卒。フリーライターとして活動しながら、2011年、第一子妊娠時に体験した東日本大震災を機に地域コミュニティの重要性を再確認し、地域での活動を開始。2015年『目黒駅前新聞』創刊。2019年より地域の仲間たちと目黒駅周辺を盛り上げるコミュニティ活動を開始し、2022年3月に一般社団法人めぐもりを設立、代表理事に。目黒駅前100人カイギを前身とした「目黒駅前カイギ」や「いぃだがしや」、「モーニングパーク」など、目黒駅前エリアでゆるやかなつながりを作る活動を行っている。