この度、Embedded Blueは運営するアートスペースEVERANDARTにて、当マネジメントオフィスが活動をともにする4名のアーティストを紹介する「Communication & Acheivement」を開催いたします。

Embedded Blueは創業以来、従来のアートシーンにはめずらしい、所属形態を取らずに「作家活動を総合支援する」新しいアーティストマネジメントの形を見出してきました。

制作環境の整備、事務的な手続きや契約交渉、機会創出のためのプレゼンテーション、プロジェクトの企画開発など、様々なバックグラウンドでの経験ノウハウを持ち込み、作家と作品を愛するチームが作家活動に寄り添い、新たな地平を創り出すことに日々、アーティストとともに向き合っています。

KAZUSA MATSUYAMA、三澤亮介、尾潟糧天はEmbedded Blueとともに実施した本年4月に渋谷の駅前のパブリック空間をジャックするというセンセーショナルな作品発表を経て、さらなる高みを世界と向き合いながら追い求めています。今回は、新人作家 宮内秀太の初の作品発表を合わせて、4名アーティストの作品と活動をご紹介する新しい試みです。

作品を鑑賞しながら、アーティストのこれまでの旅路、今後の展望など、会話を通じてご紹介できれば幸いです。

KAZUSA MATSUYAMA

1992年生まれ。東京出身。表情の歪みや抽象的な描写によって、表面的な喜怒哀楽だけではなく本質に潜む美しさを追求する「Anonymous Portraits」（匿名性のある肖像画）シリーズを描く。一つひとつの作品から観る人によって違う感じ方や捉え方、想像の余地を残す描写で表現している。近年では日本、米国、韓国、台湾での個展開催・アートフェアへの参加に加え、Rolls Royceイベントへの作品提供など、活動の幅を広げつつ、国内外を問わず活躍している。

Instagram：https://www.instagram.com/kazusamatsuyama/

三澤亮介

1992年生まれ。立教大学映像身体学科卒業。メディアパラドックスという独自の手法を提唱し、アナログ-デジタル、写真/画像データ-絵画を制作の中で横断する。捉えられない時間の経過と人間の実体性を絵画のフォーマットの中で可視化し、自身の経験を投影したヴィジュアル構成を提示することで、固定概念の更新に挑む。
作品によって現代に生きる自身の極めてパーソナルな感情や経験と、先人との記憶や時代をクロスオーバーし、普遍的な価値をスタディする機会としている。

Instagram：https://www.instagram.com/ryosuke_misawa_53/

尾潟糧天

1994年生まれ。北海道出身。2021年から現代画家として活動を始める。

北海道の自然豊かな環境で育った経験にヒントを見出し、主に海をモチーフにした作品を制作している。絵画作品を軸としつつ、自然とテクノロジーをクロスさせたデジタル作品や身体的なパフォーマンス作品など、様々なメディアを横断しながらパラレルに自然を描き出している。2022年にはShibuya Fashion Week 2022 Springに出展。

Instagram：https://www.instagram.com/ryotenogata/

宮内秀太

2001年生まれ。東京出身。2022年から2023年にかけてアメリカ、ニューヨークに滞在し、現地アーティストとの交流や美術館/ギャラリーでの作品鑑賞の日々を送りながら多数の作品制作に勤しんだ。あらゆる事象に存在する曖昧な領域に興味を持ち、作品ではそれらに対して抱いた感情に基づいて、非言語的な生身の感覚を表現している。そして他者の存在に対する問いや、「自己と他者」という相反しながらも互いに入り混じる存在の間にある確かな繋がりについて考え続ける。

Instagram：https://www.instagram.com/shuta.miyauchi/

【開催情報】
会期　　：2024年6月12日（水）- 6月23日（日）
営業時間：11:00 – 18:00
休廊日　：月・火曜日
会場　　：EVERANDART（エバランダート）
住所　　：東京都品川区西五反田3丁目3番2号 プラウドタワー目黒MARC1階 1B
アクセス：不動前駅 徒歩6分、目黒駅 徒歩7分
お問い合わせ：info@everandart.com